歌詞一覧


 

関係者以外立入禁止




1.
招待状
耳よりなお知らせが今朝

届いてたんだウチの郵便受けに 

海沿いの風が心地良い
僕の部屋で 封を切った

今夜開かれるロックンロールショウの
招待状が
町の広場でロックンロールショウ
あなたと一緒に出かけよう

僕の連れは大挙してビール片手に
例の広場へ繰り出すらしいけど何のその
僕はあなたと2人で見られる
それだけさ
誰にも分からない角度で手を繋ぐ

今夜開かれるロックンロールショウの
招待状が
町の広場でロックンロールショウ
あなたの飲み物も取ってくるから


2.かんぼーブルース
hey,
ヤニをむさぼり
hey,I'm on the out of the street
hey,
ケムに巻かれた
hey,
おいらの欲望
漂う煙が夕日に溶けてく

行きずりの女連れ込み
ニヒルな笑みを浮かべて
後ろ手に鍵を回して
間髪入れずに
だけど今夜も右手でぶちかましてくぜ


3.SF
夕べのあなたはとっても楽しそうだった
何かあったの?
僕にも教えて
良いじゃないか僕らは仲良しだろ?
教えておくれよ
何を見たの?

その時2人に起きた不思議な奇跡は
今になっても解決してない
それでも僕らはただ大人になった
これで良いの?
あの冒険を忘れて

あなた越しに空を眺めていたんだ
雲ひとつ無い良い天気で
その時あなたがどんな顔をしていたかは
見られなかった
どうしてもね

今夜のあなたはとってもよく笑うね
そんな人と面と向かって
同じ時代に産まれてすれ違う事もなく
僕らは会った
どうして分かったの?
ここが

最後にあなたと空が同じものに
思えたのはいつ頃だっけな?
僕があなたを呼ぶとあなたは振り返る
それって素晴らしいことなんでしょう?


4.
配達の仕事
男は郵便配達
不器用が故に
大切な事に気付かず
ただひたすら
配達の仕事

バイクに跨って
風を受けて
このクソみてぇな町を
今日も走る

いつも変わらぬ景色の中を
ぐるーりぐるーり

無愛想なコンビニのババァ
目も合わせずに

誰かの愛を誰かに届ける
タバコくわえながら
それが彼の全てだった
配達の仕事

あたしもうここで
最後の勤め
誰にも気兼ねなく
骨を埋めるわ

彼女何も寂しいことなんて
無いと思ってた

毎朝郵便の人
あの子と同じくらいかしら
手紙でもくれれば良いのに

誰かの愛を誰かに届ける
タバコくわえながら
それが彼の全てだった
配達の仕事

しかし彼自身の
愛をあなたの元へ
届ける事だけは
どうしても出来ないらしいよ
とても簡単なのに
あなたも待ち焦がれたでしょうに

バイクに跨って
風を受けて
やってられねぇぜ
ここらで一服


6.
ホラマタウワノソラ
あ、また上の空
どこ見てるの?
あなたの言葉はもはや音でしかないの
コーヒーのおかわりは
今日はいらないわ
あたしの言葉ももう意味を持たないの

あなたと長いこと一緒に住んで
見慣れた寝顔
いつもの喫茶店へ行こうって言うのが
楽しかったね
ほらまた上の空

薄い緑色
あなたが苦手な色
その話ではもう
あたし笑わないわ

上の空

つまんない事をして
まだ気を引こうとしてるの
ばかみたいよあなた
そんな気もないくせして

あなたと同じよ
大事にしてるわ
でもそれも今日まで
人生はまだまだ続く
ごく軽い足取りで

あなたと長いこと
一緒に住んで
見慣れた寝顔
いつもの喫茶店へ行こうって言うのは
楽しかったわ
ホラマタウワノソラ


7.
関係者以外立入禁止
僕にゃ権利がないのさ
この柵の向こうへ行く為の
膝より低いこの柵に阻まれて生きてきた

しかしある日急に状況が
変わったんだ
いやはや拍子抜けするほど
それは簡単に

耳の鼓膜が破けるくらいに
僕らでっかい音を出して
君を柵のこちら側へ
引き摺り込むのさ

ここにいれば安心だよ
怖いものは何もないし
あった話も今のところ僕は聞いてないよ

いつでも使える逃げ道はあるかい?
いや愛しい人じゃなくてさ
それは僕にとってのあれさ
そろそろ時間だ

耳の鼓膜が破けるくらいに
僕らでっかい音を出して
君がこちらに気付くのを
待っているんだよ

耳の鼓膜が破けたくらいで
僕らやめたりしないのさ
これで君も関係者さ
ようこそこちら側へ

その話はよしてくれ


8.HammockⅡ
あなたの事は
好きだったり嫌いだったりするの
今は顔も見たくないわ


9.
花のうた
それでまだあなたの答えを聞いてないけど
僕の耳はあなたのウワサでいっぱいなんだ
聞いていないフリしてるけど
別に横目で見てなんかないし
教室のドアが開いて
あなたでも胸は踊らない

2
3日前の話の続きがしたいけれど
あなたまだ覚えてるんかな
もう遅いよな
同じ通学路に咲いてる
あの花の歌を作ってみたんだ
だけど本当はそんな花には
興味ない

教えてもらったバンドのCD
聴いてみたよ
全然好きな感じじゃなかった
それでも歌詞はもう
全部覚えてるんだ

お隣にいるあなたに
ニコニコしてて欲しいだけ
どうしたもんかな
困ったな弱ったな


10.
壊れた壊れた
イヤホンが壊れたから
仕方ない今日のところは
町の音を聴いて歩く
いつもより耳を澄まして

自転車の鍵をなくした
ポッケからヌルッと落ちた
だから今日はいつもより
風を感じて歩く

結局何にも無くても
素敵な事はあるんだね
僕は忘れていたよ
あなたの声を聞くだけで
良い事を

スマートフォンが壊れたから
いつもより注意深く
あなたの姿を探す
いつもよりあなたの顔を想って

僕が忘れてたせいだ
あなたの声を聞くだけで
良い事を


12.
ミルクをちょうだい!
ヘイヘイ、ベイビー
こっちへおいでよ
ヘイヘイ、ディアマミー
ミルクをちょうだい

君が振り向いた
夕焼けの下で
宿題もういいや
電気を消すよ

いつもドラマチックな
ロマンチックな
楽しい事だけ
考えているよ

輝く夜の星たちよ!
どうかお願い
この夜は
揺れる僕の心だけを
照らしてくれないか

ヘイヘイ、マイフレンド
調子はどうだい?
ヘイヘイ、アワークレイジー
僕も混ぜてくれ

いつもドラマチックな
ロマンチックな
楽しい事だけ
考えているよ

輝く夜の星たちよ!
どうかお願い
この夜は
揺れる僕の心だけを
照らしてくれないか

輝く夜の星たちよ!
どうかお願い
今夜だけ
揺れる僕の心だけを
照らしてくれないか