杞憂
とてつもなく巨大なもの
迫り来てる
何かは分からない
小さい僕は何も出来ず
見ているだけ
気圧されるだけ
あの人が来る気がしたけど
それは杞憂
ほっと胸撫で下ろしたけど
目には涙
あの人に会える気がしたけど
それは杞憂
ほっと胸撫で下ろしたけど
頬に伝わる涙
甲板に上がって
眺めてる
シャンパン片手に
眺めてる
それは迫る
大きいのに
とても静かに
でも確かに
触れられるよう
触れられぬよう
見えるみたい
見えないみたい
あの人が来る気がしたけど
それは杞憂
ほっと胸撫で下ろしたけど
目には涙
あの人に会える気がしたけど
それは杞憂
ほっと胸撫で下ろしたけど
頬に伝わる涙
甲板に上がって
眺めてる
シャンパン片手に
眺めてる
ハッタリの街
ハッタリだけで生きてきた男が
街を作った
奴の言葉に誘われた
人々が住む街
何もかも捨てて
一晩中踊る
僕らは何にも片付いてやしない
ハッタリだけで生きて男の
街はどっち?
面倒くせぇと手続きを全て
すっ飛ばした
奴のハッタリは
僕らを救う
好きなものを好きでいても良い街
ああ、僕は君を愛してもいいの?
ああ、僕は君を抱きしめていいの?
誰か教えておくれよ
何も出来ないよ
ああ、神さまどうか
こんな僕にも居場所を…
welcome to Hattari town!
この町で暮らす住人達は
声がでかい
何かを企んでなけりゃ
死んでしまう
遠慮と配慮は邪魔者
命がけで遊ぶ…
ああ、僕は君を愛してもいいの?
ああ、僕は君を抱きしめていいの?
誰か教えておくれよ
走り出したいよ
ああ、神さまどうか
こんな僕にも居場所を…
welcome to Hattari town!
湖
指差す方を見てと
君が言うもんだから
目を凝らしている
じっと凝らしている
何が見えると聞くから
静かな水と近い空?
って聞き返した
君は不満気
見ているものと
聞いているもの
僕が知ってることと
君が聞きたいこと
全部全部違うのは知ってる
耳を澄ましてみてと
真面目な顔で言うから
目を閉じている
じっと閉じている
何が聞こえると聞くから
木の揺れる音と君の声って
答えてみた
やっぱり不満そう
何が欲しいの?
何が見たいの?
僕の口から君が
聞きたいことはなに?
全部全部全部あげるから
見ているものと
聞いているもの
僕が知ってることと
君が聞きたいこと
全部全部違うのは知ってる
僕に分かるのはたったひとつ
君がそうじゃないって言うこと
霧の匂い
珍しいこともあるもので
僕は早くに目が覚めた
ローブを羽織り
書き置きひとつ
裸足のまま濡れた庭へ
霧の道を迷うことなく
昔の方へ進んでいく
あなたと見たいと思う
あなたと見たいと思う
僕にもまだ備わってたんだ
張り裂けるほど大事にする気持ち
どこかに落としたと思って
嘆いてた、でも
全部持ってた
忘れ物は何もなかった
朝の霧の匂いは
とても静かできれいなのに
どうしてこんなにも悲しいの?
涙が出るの?
それくらい、あなたが大事
それくらい、あなたが大事
地元スキップ物語
ポッケに手を突っ込み
僕はこの好きでもない町の中を
駅へ向かって歩いてる
分かっている僕はこの町を
出たいと自分に言い聞かせている
思い通りに生きてやるんだって
真っ赤な屋根を脇目に
育った校舎を尻目に
急に更地になったあの場所には
何があったのか忘れちまった
同じ空気に包まれているハズなのに
この町の空の色だけ違うのは
なぜだろう?
あの町じゃない場所で
僕はすべての事知り尽くした
生きるのがずいぶん上手くなったな
でも思い出すのは
目覚ましの音と
日常、道、顔、匂い、
ジャンプしても届かないボール
今日は木曜日だから
ちょっと心を躍らせ
「よっ」と肩を叩いて
クールに振る舞う
見間違えるはずがない
後ろ姿
同じ空気に包まれているハズなのに
この町の空の色だけ違うのは
なぜだろう?
これが僕の町!
そこの君
どうだい?そこの君
一生懸命机に向かって感心感心
何か答えを見つけ出そうとしてるんだね
それで調子はどう?
お疲れさまです
本当に申し訳ありません
なんとか絞り出そうとしてるのですが
納得いくものが全然出来ません
俺は不思議でならない
君が座る机の上の紙には
ハッキリ答えが書いてあるじゃない
なんで向かわないの?
なんで立ち上がろうとしないの?
ここじゃないどこか遠くへ
行ってみようとしたところで
なんか変わるんだろうか?
いや、何にも変わりゃしないよ
少なくともそこに座ってる内は
何にも起こりゃしないよ
どうやらそうみたいです
ずっと前から分かっていました
ただただ怖くてどうしようもなくなって
ここから逃げ出してしまいたくなってた
ここじゃないどこか遠くへ
行ってみようとしたところで
なんか変わるんだろうか?
いや、何にも変わりゃしないよ
アソビのカンケイ
あなたのことは
好きだったり嫌いだったりするの
今は顔も見たくないわ
なめてもらうようじゃ困るわ
何も知らないとでも思ってるの?
お見通しよアソビのつもりでしょう?
あたしはそうじゃないのよ
あなたのことは
好きだったり嫌いだったりするの
今は顔も見たくないわ
目を見ていれば分かるわ
やめて、真似したってムダよ
気付いたのあなた
恋に落ちてない
これはあなたが作った
脆くて、優しい
あたしが愛したロマンス
バカにしてもらうようじゃ困るわ
何も知らないとでも思ってるの?
あなたアソビのつもりでしょう?
いいえ
なんでもないの、気にしないで
いつもみたいに笑わせて
いつもの顔を見せて
いいの
何でもないからいつもみたいに
面白いことやって
『青い夢』
青い地球の中に青い地獄が落ちてゆく
回る夢の続きにさよならしなくちゃ
殴られる痛みより
深さを知ったような顔して
思い出話に花を咲かせている
もうとっくに枯れてるよ
もう本当にばかみたいだな
咲かせたい未来に
水をあげましょう
腐らない君だけに
今日をあげましょう
青い地球の中に青い地獄が落ちてる
それは名前を忘れた
君を抱きしめるため
明日の天気が晴れでも
あたしに関係ないから
窓のてるてる坊主も
息だってしていない
同じよ
誰かの靴踏みつけながら
私が1番だって
痛みを叫んで
大声で泣くの
もうそんなの笑われちゃうよ
もうとっくに気付いているよ
変わらない約束に
今をあげましょう
歩き出す君だけに
道をあげましょう
青い地球の中に青い地獄が落ちてた
話す言葉が全て
君にかき消された
明日が迎えに来てしまう
ああ、夜に輝く
君への愛だって
ただのパジャマになってる
おやすみ
Sunshine people
sunshine people,sunshine man
ヤツは車の修理屋
寡黙な男だが
ヤツの優しさに気付く者も少なくはない
ヤツを愛して幸せになった者はいない
油にまみれた姿を心に描いて生きてく
sunshine people,sunshine man
彼女は角のカフェのウェイトレス
愛想はないけど
灰皿はいつでも空っぽ
店は彼女でもってる
“あの日”以来彼女の笑顔を見た者はいない
店は今日も大繁盛
呼ばれては席へ駆け寄るのさ
sunshine people,sunshine man
裸足で銭湯の床を磨いてるアイツは
とにかく陽気で
誰もが奴と話したがる
だけどもよく見ていろ
誰とも目を合わせないぜ
奴ほど孤独を生きてる者はいなかった
sunshine people,sunshine man
足跡を残せ!
あの子は4歳
身振りと手振りを交えて
自分の意見を目を見て伝える
両親はいない
皆が順繰りに育てた
誰もが彼女の意見に耳を傾ける
sunshine people,sunshine man
足跡を残せ
目立つとこ目立たないとこ
踏み鳴らされた場所
誰も通ってない場所
sunshine people,sunshine man
文句たれブルース
お前さんに言っておくけど
お前さんに言っておくけど
テレビの前でせわしなくすんじゃねぇ
お前さんに言っておくけど
お前さんに言っておくけど
お前より先に死ぬつもりはねぇぜ
いつの日か
お前さんに
言っとかなきゃとは思うのだが
いつの日に
なることやら
今日も先延ばしの判断を下しそうだ
机に足を乗せて
安酒をあおり
タバコをふかして
テレビを眺めてる
お前さんに言っておくけど…
響け、鳴れ!
見たことのないものが見えるよ
知らないものがたくさん見えるよ
聴いたことのない音が聴こえるよ
知らない音がたくさん聴こえるよ
ねぇママ?
この気持ち、なんて名前?
ねぇママ?
この気持ちはなんて名前?
響け、響け、鳴れ!
響け、響け、鳴れ!